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622話

「いいえ、違うよ!」張鉄は言った。彼はせいぜい二人のお膳立てをしたか、あるいは盾になっただけだ。

李二狗が彼女の妹を連れて行ってからずいぶん経つから、きっとすでに事を済ませたのだろう。張鉄の役目も果たされたはずだが、思い返すとそれを押しとどめていた。

「本当に他意はないの?」小柔は張鉄を押さえつけながら言った。

張鉄は彼女の大きな体格に押さえつけられて、まったく身動きが取れなかった。

今や彼と小柔の体は密着していて、下半身は小柔の丸みを帯びた太ももに当たっていた。張鉄はなんと厚かましくもそこを硬くしていた。

彼がそうなった後、小柔はもちろんそれに気づいた。

張鉄の逞しさが少しずつ硬くなるのを感...