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617話

「こうして合わせていると、小さな動きでも心地よさを感じるわね」と思いながら、沈夢渓は徐々に張銘の体に覆いかぶさるようになった。

張銘は彼女の様子を見て、少しだけ動きを早めた。

しかし、あまり激しく動くことはできなかった。まだ沈夢渓のことをよく知らないので、もし彼女が思わず「気持ちいい」と声を出してしまったら大変なことになる。

だが沈夢渓はかなり我慢強かった。

張銘の上に横たわったまま、ただ体を密着させ、時折手で張銘の体のあちこちを撫でるだけだった。

張銘は今、彼女の柔らかいお尻を両手で包み込んでいた。

沈夢渓が彼を見つめると、すかさず唇を重ね、キスをしながら下の動きも自然と速くなった。

「はぁ...