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591話

小尹の家庭環境は確かに裕福で、小遣いも数千元から一万元ほどもらっていて、こういった場所で少し贅沢をしても問題ないのだ。

そう話しながら、二人は適当なレストランを見つけて軽く食事を済ませた。

八時か九時頃になると、そのまま尊潮エンターテイメントクラブへとタクシーで向かった。このクラブは小高が見ていた好楽迪よりもずっと格式が高い。

というか、まったく次元の違う場所だった。

このクラブに入る客は全員、専属の受付嬢が出迎えてくれる。孫小萌と小尹は二人とも美貌の持ち主だったので、受付のお姉さんも自然と歓迎してくれた。

バーの中に入ると、小尹と孫小萌は大広間で適当なボックス席を選んだ。

ところ...