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531話

「なんだよ、まさか自慰してるのか?」

張銘は頭が真っ白になった。沈佳琪はあまりにも大胆すぎるだろう?自分のベッドでこんなことをするなんて?本当に自分が寝ていると思ってるのか?

しかも沈佳琪は張銘のいとこだ。

張銘はこのことを発見しても知らないフリをするしかない。さもなければ、これからいとこ同士で顔を合わせるとき、どれほど気まずくなるだろうか。

だが沈佳琪の動きはどんどん激しくなり、彼女の甘い吐息を聞いていると張銘はもう我慢できなかった。

「いとこ、寝た?張銘?」自分を慰めながら、沈佳琪は突然張銘に声をかけ、手を伸ばして彼を揺さぶった。

張銘はもちろん起きていたが、声を出す勇気はなかった。

沈...