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487話

「なんだか少女のミルクの香りがするような気がするんだけど、これはどういうこと?」

「うわっ、お前の鼻、敏感すぎだろ?」

張鉄明は蘇雅婷に驚きを表した。あのミルクの香りは小尹が残していったものだ。小尹のあの小娘はまだ十六、七歳で、小学生のように甘えん坊だった。

彼女の体からはあのような香りがしていた。

しかし彼女は張鉄明のシーツの上にかなりの水気を残していき、張鉄明はそれを処理する時間がなかった。

だから蘇雅婷が嗅ぐと不思議に感じるのだろう。まだ良かった、この数日間張鉄明は自慰行為をしていなかった。もし使用済みのティッシュなどが床に落ちていたら、匂いはもっと奇妙になっていただろう。

しかし張鉄明...