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438話

今は太陽が空高く照りつけ、畑で働いていた人々は皆、休憩のため家に戻っていた。

周囲には誰一人おらず、トウモロコシ畑の茎は高くたくましく育ち、中に入って何か悪いことをしても、きっと誰にも気づかれないだろう。

趙銀花は顔を赤らめて言った。「あらまぁ!そんなに急いでるの?」

実は趙銀花は二十五、六歳になっても、まだ男性とこういうことをしたことがなかった!しかも彼女は既婚者であり、こんなことをするのは何となく恥ずかしく感じていた。

だが先ほど、彼女は張銘に承諾してしまったのだ。

それに村に戻っても安全な場所が見つかるとは限らない。それなら人気のないこの畑で。

趙銀花は左右を見回し、誰もいな...