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434話

それで李玲はすぐに手で張銘の口を塞ぎ、声を出さないようにさせた。

張銘は必死に頷き、李玲はようやく手を離した。しかし手を離した途端、張銘はすぐさま言った。「李玲、何してるの?」

「もちろんあなたで遊んでるのよ!」と李玲は言った。

顔が一瞬で赤くなった。これは彼女が初めて張銘の前でこんな直接的な言葉を口にしたのだ。

張銘は一時的に全く適応できなかったが、李玲の前で知らんぷりをして言った。「さっき欲しいって言ったとき、くれなかったのに、今はどうして?」

「あげないわよ」と李玲は返した。

でもそれだけでは済まないと感じ、さらに付け加えた。「私があなたで遊ぶだけで、あなたは私で遊んじゃダメ、わかった?...