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375話

闫辰はさっき慌てて走ったとき、ズボンを引き上げただけで、あそこが不自然な状態のままだったので、急いで手を入れて整えようとした。

後部座席に座った呉倩も、ティッシュで自分の濡れたところを拭いていた。

何だか一気に状況が五分五分になったような感じだ。さっき闫辰が呉倩とやっているところを方若柳に邪魔されたかと思えば、今度は方若柳と闫辰がやろうとしたところで車のアラームに邪魔されたのだから。

今夜、闫辰は呉倩と方若柳の二人と一緒に寝ることになる運命から逃れられそうにない。

呉倩は方若柳に尋ねた。「お姉さん、私は呉倩と言いますが、あなたのお名前は?」

「方若柳よ。若柳って呼んでくれていいわ」

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