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367話

秦恵は確かな眼差しで季雨に応えた。

張鋭は秦恵の考えがさっぱり読めなかったが、彼女がそう言うなら、季雨とのことを続けるだけだ。さっきまでちょうど気持ちよくなってきたところだったのだから。

だが季雨はさっきほど自然な様子ではなくなっていた。こういうことをしている時に誰かに見られているというのは、どうしても落ち着かないものだ。

張鋭は人生には初めてのことがあるものだと思い、そばにいる秦恵の存在を直感的に無視して、季雨にデスクから降りるよう促した。

季雨は先ほど張鋭のものを受け入れたせいで足がやや震えており、デスクから降りるとすぐに机の縁につかまった。

張鋭は彼女の背後に立ち、自分のものを後ろから彼...