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331話

「手紙のことか?」張鋭が尋ねた。

実はその手紙は昨晩張鋭が出したものだったが、処理する時間がなかっただけだ。自分の子孫万代をゴミ箱に捨てるなんて考えるだけで恥ずかしかった。

張鋭が言い終わると、藍詩琪はうなずいて言った。「うん!さっきあなたの匂いを嗅いだら、我慢できなくなっちゃった」

「僕の匂い?まあいいけど!」張鋭は藍詩琪がこんなに甘い言葉を口にするとは思わなかった。実際、男が放つ熱い匂いはどれも同じはずだ。

なのに藍詩琪は「張鋭の匂い」だと言う。こんな女の子を好きにならないわけがない。

張鋭は動きを続けながら、突然藍詩琪の上に覆いかぶさり、彼女の丸みを帯びた胸に触れながら尋ねた。「もし欲し...