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327話

「小銘、暑くて、本当にもう我慢できないの、早くして欲しいな?」藍詩琪はもう我慢できなかったのだろう。

「君もそんなに寂しくて耐えられないんだね?」張銘に下着を脱がされた藍詩琪は、本性を剥き出しにした。骨の髄まで染み込んだ色気が、その外見とは大きくかけ離れていた。

藍詩琪の柔らかな肌が張銘の逞しさに触れ、こんなにも多くの蜜を滲ませていた。

もはや体裁など気にしていられない。彼女は唇を張銘の耳元に寄せ、艶めかしく囁いた。「あなたはこっそり自分で慰めてるでしょ?私だってできるわよ?」

藍詩琪は自分の気持ちを少しも隠そうとしなかった。

実際、彼女にも欲求があった。生理的に、誰にでもある欲求だ...