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300話

突き入れる時はやはり少し痛みがあった。

方若柳はなぜそうなのか分からなかった。おそらく闫辰のものが大き過ぎるからだろう。でも、闫辰がそれほど立派でなければ、彼女は闫辰を好きにならなかったかもしれない。

世の中にはイケメンはたくさんいるが、武術の達人はそう多くない。

何事も得るものがあれば失うものもある。闫辰のように両方を兼ね備えた男はほとんどいない。闫辰の逞しいものが入ってくると、方若柳は一気に腰を下ろした。

「んっ!」また小さな喘ぎ声が漏れ、方若柳は闫辰のすべてを自分の柔らかさの中に迎え入れた。

そのまま闫辰の首に腕を回し、自ら上下に動き始めた。最初は少し痛かったが、動き出すとスムーズになっ...