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272話

しかし彼女は突然何かを思いついた。自分が辛いとき、張鋭はちょうど痒みを止められるんじゃないか……。

梁潔が一中に実習に来たばかりの頃は、まだ妖艶で奔放な本性を見せていなかった。

でも心の中ではとっくの昔から隠れた情熱を持つ女だった。

大学時代、彼氏が自分を満足させられなかったため、彼女は様々な相手と関係を持っていた。

さらに、卒業後もしばしば一夜限りの関係を求めていた。

だが一中で教師になってからは、張鋭のような問題児たちに悩まされ、生理的な欲求は自分で解決するようになった。

教師は彼女の一生の職業になるかもしれないので、自分の生理的欲求を脇に置き、時間のすべてを仕事に注ぐようになった。

し...