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232話

仕方なく孫小萌は劉鑫の首に腕を回し、ゆっくりと自分の体を劉鑫の上で擦り始めた。

しかも劉鑫のテントに自分の部分が触れ合い、擦れるとなんとも言えない感覚が広がる。まるで自慰をしているようでいて、でも自慰よりも温もりがあった。

実は劉鑫も顔を真っ赤にして、どう手を出せばいいのか分からず、ただ呆然と座ったまま、孫小萌に体を擦られるがままだった。

だが今の彼は、まるで孫小萌と何かが起きたかのような感覚に襲われていた。二人の間にはズボン二枚の隔たりがあるだけなのに。

おそらく女性と一度もそういうことをしたことがない彼は、この行為が本当の行為と本質的な違いなどないと思い込み、同じように気持ちいいと感じて...