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221話

「旦那さん、我慢しないで。最悪、これからの私の給料全部、あなたの腎宝の為に使うから」と言って、あっさりと服を脱ぎ始めた。

「ぷっ、彼もあなたを随分と焦らせてるみたいね?」

劉円円がまだ服を全部脱ぎ終わらないうちに、突然梁潔の声が聞こえてきた。

閻辰の寮部屋だし、この棟には先生ばかりが住んでいるので、劉円円はそこまで警戒する必要はないと思い、入るときにドアを内側から鍵をかけなかった。梁潔は外からそのまま開けることができたのだ。

梁潔が入ってきたとき、彼女は白いナイトガウン一枚を羽織っただけだった。真昼間なのに、劉円円は梁潔のその格好が少し変だと思った。

同じ女として、劉円円も普段そんな...