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16話

「そんな境地は簡単に達せるものじゃないわ。それに劉円円はまだ初めてなのよ。普通、女性は初めての時、痛みで男性に止めるよう頼むものだけど」

劉円円はそうしなかった。今や彼女は完全に我を忘れた高揚感に包まれていた。

「あっ!」

さらに十数分の律動の後、閻辰はついに耐え切れず、熱いものを劉円円の柔らかな奥へと全て解き放った。

閻辰が自分の逞しさを劉円円の体から引き抜くと、彼女は腰を仰け反らせ、身体がびくびくと痙攣した。

荒い息をしながら、彼女は手で閻辰のそこを掴んで尋ねた。「閻先生、前の彼女とは一緒にいる時、毎日こういうことしてたの?」

「最初はそうだったかな」

閻辰は答えたが、当時の...