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124話

孫小萌は言葉を途中で切った。続きを言う勇気が出なかった。

「呉校長?」

呉校長という三文字を聞いて、厳辰は眉をひそめた。学校中で呉という姓の校長はたった一人、そして呉馳という人物がどんな人間か厳辰は当然知っていた。

厳辰は急いで尋ねた。「小萌、何をされたんだ?」

「な、何もされてないよ。でも今、あなたの寮に行きたいの」と孫小萌は言った。

呉馳は服の上から彼女の胸やあそこを触っただけで、確かに何もしていなかった。しかし今、孫小萌は自分の下がじっとりと濡れているのを感じていた。

さらに厳辰を見ると、厳辰が自分の体の中で動いていた光景を思い出してしまう。そんなことを思い出すと、もっと欲しくなった。

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