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1015話

そうした状況で、林晋は学生時代、女の子と付き合った経験もなく、この童貞を十五年も守り続けてきた。普段は自分の手で自慰行為をするだけだった。

十五、六歳という年頃は、男子が性に最も憧れを抱く時期だ。特に未経験の童貞は皆、自分のものを女の子の柔らかな秘園に挿入した時の感触がどんなものか体験したいと思うものだ。

だから林晋は今、自制が効かなくなっていた。だが次にどう手を出せばいいのかも分からない。高瑩瑩が自分の行動で泣きそうな顔をしているのを見て、彼は心の中で自問した。自分のこの行動は正しいのか間違っているのか。

しかし、もうこうなってしまった以上、高瑩瑩は必ず両親に話すだろう。どうせ理由もな...