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1008話

「細く長い脚には黒いストッキングが纏われ、ピンクのハイヒールを履いていた。

一目見て、今日の葉婷は妙に色気のある格好をしている。柔らかな髪が肩に揺れ、どこか女神のような雰囲気すら漂わせていた。

葉婷の顔には薄化粧が施されているだけなのに、どこか心惹かれるものがあった。

コスプレイヤーとして漫画展で出会った時、張致はこの小姐姐にこんな一面があるとは知らなかった。今、葉婷のすらりとした脚を見つめていると、強烈な欲望が湧き上がってきた。

驚くべきことに、さっき行為を求めてきたのは葉婷の方だった。

これはまさに「テクニックさえ良ければ、どんな見た目でも女性に好かれる」という言葉通りだ。葉婷は一度張致に...