私の25歳の絶品おば

35話

秦蝶の妊娠のことで僕は心が乱れていた。まだ生まれていない命が消えようとしていることを考えると、胸が締め付けられる思いだ。秦蝶は会社にも行かず、毎日自宅に引きこもっている。彼女に会えるのは、たまに彼女の母親に夕食に呼ばれたときだけだ。

秦蝶の家に行くたびに、彼女の母親は僕に早く家族に知らせて、結婚と子供のことを話し合うよう催促してくる。以前は秦蝶の父親が盾になってくれていたが、今では彼も妻の味方をしている。

「お前たちが本当に一緒になるつもりなら、早く親に知らせて、一緒に食事でもしようじゃないか」と秦蝶の父は言った。

「小蝶との関係が急速に進みすぎて、突然父に言っても受け入れられないと思い...