私の25歳の絶品おば

134話

「こんな利己的な店員にあたってしまったうえに、さっき起きたことまで重なって、今日は本当に最悪な一日だわ」と思わずにはいられなかった。もはやショッピングを楽しむ気持ちもすっかり消えてしまっていた。

秦蝶も私の顔色が優れないのを察したのか、自ら声をかけてきた。「もう帰らない？結構長く出かけてたし、家でゆっくり休んだ方がいいんじゃない？」

「うん」。秦蝶がそう提案してくれたので、私もこれ以上は遠慮しなかった。

「じゃあタクシー拾おうか」そう言って秦蝶は道路脇に立ち、車を止めようとした。

「いいよ」。私は秦蝶の腕を引いてタクシーを拾うのを止めようとしたが、思いがけず秦蝶がバランスを崩し、そのま...