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813話

男のため、愛する人のため、キャリアを諦め、野心を手放し、家庭を守り、男性を支える。

だからこそ、たまの羽目外しで彼女たちは我を忘れ、自制心を失ってしまうのだろう。

ふと思った。自分のさっきの行動は少し残酷だったかもしれない。彼女たちの貴重な機会を、私が意図的に台無しにしてしまったのだから。

でも後悔はしていない。あの状況は私には受け入れられないものだった。今後はルールを決めておこう。たまの息抜きはいいが、あそこまで羽目を外してはいけない。

一日中忙しく動き回って、私もかなり疲れた。ベッドに横になると、いつの間にか眠りに落ちていた。

翌日目を覚ますと、妻は昨晩のことをかなり覚えているようで...