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770話

「正直に言って、さっきのは最高だった。もう一度やれと言われても、喜んでするね。あれは新しい感覚だった。今まで味わったことのない感覚だ」

そう言った瞬間、目が大きく見開き、全身が震えた。

彼女が体を拭いて、近づいてきたからだ。さっきはまるでトイレに行っただけのように、我が雄はまだ堂々と頭を持ち上げたままで、眠る気配はなかった。

彼女は私を優しく押し倒し、上に跨り、手で導きながら自分の体内へと迎え入れた。

雄はまだ少し感覚が鈍かったが、仙境の中の温かく潤った感触は、あらゆる病を癒す温泉のようで、まるで帰るべき場所を見つけたかのような安らぎがあった。鈍さはすぐに消え、元の感覚を取り戻した。

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