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71話

最初は心地よかったが、徐々に力が強くなるにつれ、快適さの中に酸痛が混じり始めた。その酸痛の中に、指で押し揉まれる部分から肩井穴へと湿った熱が絶え間なく流れ込んでくる感覚があった。

今の私はまさに「痛みの中の喜び」という言葉そのもの。心地良さの中に痛みがあり、その痛みの中にまた爽快感が混ざっている。

私がそんな感覚に浸っているところで、吴欣雨は突然私の耳たぶを口に含み、強く吸い始めた。

耳が火で焼かれるような感覚。肩から耳たぶへと電流が走り、また耳たぶから肩へと戻り、行ったり来たりと激しく伝わっていく。

まるで腕の神経を打った時のような感覚で、笑いたい衝動が心の底から湧き上がり、抑えるこ...