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439話

私は貪欲な赤ん坊のように、水分を補給し続け、必死に吸い取った。努力の甲斐あって、確かに芳醇な蜜を吸い出せた気がした。

彼女をしっかりと抱きしめたまま、全てを放出し尽くすと、逞しさはゆっくりと柔らかくなっていった。彼女も起き上がらず、そのままぴったりと身を寄せ、もっと温もりを得たいようだった。

あの感覚が消え、体力が尽きてから、私たちはようやくベッドに横たわり、余韻に浸った。彼女の頬は桃色に染まり、全身に汗の粒が浮かんでいた。

「どうだった?小悪魔、参ったか?」豆児がぐったりしている様子を見て、わざと尋ねてみた。

「やっと及第点ってところね!」豆児は潤んだ瞳に狡猾な光を宿らせて言った。

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