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375話

「さっきの言葉を思い出したけど、不満そうに言い返すのは間違いだよ。あれは虫じゃなくて、立派な——」

暇を持て余した呉欣雨は私をからかおうと、驚きと面白さが混じった声で「立派?」と言った。

そして口を尖らせて軽蔑したように言い放った。「私に言わせれば、せいぜい変化できない蛟(みずち)でしょ」

これは男のプライドを傷つける発言だ。特に女性から見下されるのは堪えられない。

私はその場で強気に「俺を見くびってるのか?」と言った。

呉欣雨をじっと見つめ、もし彼女が「そうよ」と言ったら、彼女を隅に引っ張って下着を引き裂き、一戦交えようという衝動に駆られた。

どうせ我慢していても苦しいだけだ。

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