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329話

彼女を見た男ならば誰しも、あの制御不能な双峰を手に握ったらどんな感触なのかと想像したことがあるだろう。

長い脚を露わにしている彼女は、私が知る限りストッキングを好まない数少ない女性の一人だが、そうできるだけの資本を持っている。

こんなに近くで見ても、肌は滑らかで雪のように白く、一点の瑕疵もなく、まるで毎日牛乳に浸かっているのではないかと疑いたくなるほどだ。

ハイヒールは彼女のお気に入りで、頻繁に会うわけではないが、私の前に現れるたびに、いつも違う靴を履いている。

しかも一足一足に彼女らしさが溢れ、その度に異なる印象を与える。

今日は白い尖ったトゥのハイヒールで、相変わらずヒールの高さにこだわり...