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277話

その客を迎えに行くのを知らず、彼女は今日薄化粧をしていた。ベージュのスーツに合わせて、膝上のストッキングを履いており、ストッキングとお尻にぴったりとしたミニスカートの間には大きな雪白の肌が露わになっていた。

普段より色気があり、妖艶に見える。

長すぎるほどの美脚、丸みを帯びた揺れる尻と細い腰、そんなハイヒールで歩く姿。

彼女の胸囲からすると、正面から見たら壮観だろう。きっと多くの色狼どもの目を眩ませることだろう。

あの豊満な胸が体の動きに合わせて上下に揺れる様子を想像するだけで、体内の血が沸き立つのを感じた。

ふと思いついたことがあり、声をかけた。「方瑶」

「まだ何か？」方瑶は足を止め...