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106話

彼女は再び酔いしれ、落ちていく。私の思うがままに身体を委ね、言葉なく従い、私が与える悦びを静かに享受している。

桃源郷は再び潤い、新芽が再び芽吹く。

頃合いを見計らい、私はゆっくりと位置を定める。

彼女は私の雄々しい逸物を握り、それを制した。

驚きの眼差しを向ける私に、彼女は思いがけず自らの下の桃源へと手を伸ばし、露に濡れた柔らかな指を私の逸物へと這わせた。

数度滑らせると、私の昂りは宝剣が蝋を通り抜けるように、露に濡れた刃が空気中で煌めきを放っていた。

その表面は滑らかで潤い、きらきらと輝いている。

彼女がこんな行動に出るとは思いもよらず、雷に打たれたような衝撃を受け、体温は瞬く間に急上昇し...