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1017話

揺れと衝突に合わせて、その小さな口から漏れる声も絶えず変化していく。時には低く「うぅ」と唸り、時には強い衝撃を受けたかのように「あぁっ」と驚きの声を上げ、また時には苦しそうに「うっ...ふっ」と啜り泣くように。

様々な声が絡み合い、一つの調和した、艶やかな大合唱となっていく。

男というものはこうした合唱や、絶えず変わりゆく表情の中に快感や楽しみ、刺激を見出すものだ。

間違いなく、それは私を大いに刺激した。もはや戯れている余裕などなく、雪のように白い長い脚を肩に担ぎ上げ、がっしりと抱きしめ、全力で腰を打ち付ける。

彼女は一瞬にして頼るものを失い、ただ布団を掴む手だけが身体を固定する手段とな...