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85話
竹舍の屋根に、穴が開いていた。
ヒュウヒュウと、風が漏れ込んでいる。
沈清秋は仰向けに横たわっていた。洛冰河が彼の上に覆いかぶさり、まるで子犬のように首筋に沿ってキスし、舐め回しながら、徐々に下へと移っていく。彼は先ほどの戦いの中で、どちらかの「洛冰河」が放った一撃で開いたであろう大きな穴を見上げ、もはやそれを無視し続けることができず、声を出した。「……別の場所に移らないか?」
洛冰河は顔を上げ、頑なに言った。「嫌だ」
山を下りて宿でも取った方が、ここよりはマシだろう!
沈清秋が口を開く前に、洛冰河はさらに言い足した。「移らない。ここがいい。この竹舍で」
非常に断固...