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35話

沈清秋は金字兵器店に戻り、二階に上がり、部屋に入っても朦朧とした意識のままだった。ベッドに倒れ込むと、脳髄も胃液も血流も激しく波打ち、何かがそれらに沿って這い回り、身をよじらせているような感覚に襲われた。

上古の天魔の血は、体外に出ても血統の継承者によって操られ、他人が飲み込めば、死だけでなく、もっと恐ろしい様々な可能性があった。

例えば原作では、洛冰河が自分の血を自在に操れるようになった後、その効果は毒薬、人体寄生血蠱虫、追跡装置、洗脳道具、情趣道具など…多岐にわたっていた。

沈清秋は全身冷や汗をかき、半分夢うつつの状態で、夜明けになってようやく深い眠りについた。しかし、まだ十分に眠れ...