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88話

「王琴の色っぽくて堪らない表情を見て、僕は思わず笑みを浮かべ、武器を構えた。まさに突き入れようとした瞬間、部屋から李強の声が突然響いた。「お前、おい」

その突然の声に僕たちは大きく驚いた。僕の硬くなっていたものは萎えかけ、王琴も慌てて体を反転させ、小声で言った。「あなたはここに居て。私が出て様子を見てくる」

僕は泣きたい気持ちを抑えつつ頷くしかなかった。李強がいつ来るかわからないし、もし僕と王琴がトイレで行為に及んでいるところを見られたら、本当に殺されかねない。

王琴が出て行き、ドアを静かに閉めた後、僕は中で二、三分待ったが、彼女は戻って来なかった。仕方なく先に体を洗い始めたが、洗い終わ...