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70話

「写真の中の女性は全部叔母さんが撮ったアート写真だ。こんなものを隠した覚えはないんだけどな。叔母さんはどうやって見つけたんだろう」頭の中でしばらく考えてみても、どういう経緯なのかはっきりしなかった。

「叔母さんが撮った写真、綺麗だと思う?」叔母さんは友達のように肩を抱き寄せながら笑って尋ねてきた。その瞬間、叔母さんの体香が鼻をくすぐった。香水のような香りで、ほんのりとしているのに致命的な魅力があり、まるで磁石のように僕の嗅覚を捉えて離さない。思わず唾を飲み込んで答えた。「綺麗です。叔母さんが美しいから、どう撮っても素敵に決まってます」

「また叔母さんにお世辞を言って」叔母さんは可愛らしく声...