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64話

「早すぎる。もう、私またイっちゃう」王琴は身体を震わせながら、李強の体をきつく抱きしめ、両脚も彼の下半身にしっかりと絡みついていた。外から見ていた私は欲情が高まり、中に飛び込んで李強と代わってやりたいと思わずにはいられなかった。

しばらくすると、李強も感じ始め、かすれた声で「俺、出すぞ。ベイビー」と言いながら、激しく何度か腰を突き上げた。

そして王琴の上に倒れ込んだまま動かなくなった。そのとき、突然王琴が窓の方を見て、私と目が合ってしまった。まさか王琴に気づかれるとは思わなかった。下の弟分がびくっと震えた。

しかし王琴は私にウインクすると、唇の端を舌でなぞり、物足りなさそうな表情を浮かべ...