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522話

「どれくらい寝ていたのだろう、まどろんでいる時に、急に体が冷えるような感覚がした。そして何か柔らかいものが唇に触れ、同時に股間も包まれているような感覚が…」

「夢でも見ているのか」と思いながら、うっすらと目を開けると、外から差し込む街灯の光で、自分の服が全て脱がされていることに気づいた。

そして私にキスをしていたのは、さっきまで一緒に酒を飲んでいたロースーだった。彼女の熱い吐息が私の顔にかかり、心の中の火がたちまち燃え上がり、呼吸も荒くなった。

これは王琴のところに行った時とは全く違う感覚だった。なぜだか分からないが、今までに感じたことのない刺激を覚えていた。

彼女は私にキスをしながら、恥ずか...