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257話

私の体内から灼熱が一気に溢れ出し、滾るような熱が洪水のように彼女の体へと流れ込んだ。二人とも絶頂に達したが、同時に疲れ果ててしまった。何とか息を整えた後、私たちは身体を洗い、部屋に戻った。本来なら眠るつもりだったのだが。

だが王琴は意外にも「先に部屋を片付けて、これらの要らないものを全部捨てるのを手伝って。今日からは私一人の生活だから、自分の好きなように部屋をアレンジしたいの」と言い出した。

すでに疲れ切っていたが、せっかく王琴がその気になっているので、私も仕方なく一緒に片付けを手伝うことにした。実際それほど多くのものはなく、彼女の服や李強が残していったものを全部いくつかの箱に詰めただけだ...