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137話

「お兄ちゃん、お兄ちゃん。愛しいお兄ちゃん、もっと強く」彼女は必死に私の背中を叩きながら言った。

私はたちまち大喜びし、何度も力を込めて硬く鉄のように張り詰めたものを王琴の濡れそぼった場所へ、まるで誰もいない領域に侵入するかのように送り込んだ。「あぁ。お兄ちゃん。気持ちよすぎる、その力加減が最高」

王琴は色気を含んだ目を半開きにし、体を高く反らせ、小さな口から甘美な声を何度も漏らしていた。私の猛烈な突進に「気持ちいい」と何度も叫び、李強のことなど九天の彼方へ追いやり、頭の中は水魚の交わりの喜びで満ちていた。

私も自分が誰なのかさえ忘れ、さらには李強が外に潜んでいるかもしれないことも忘れ、...