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81話

この艶やかな雰囲気の中で、林薇薇は思わず彼に口づけた。

二人は夢中で抱き合い、キスを交わし、あっという間に裸の姿となり、寝室にはまだ男が一人ぐっすりと眠っていることなど、すっかり忘れていた。

「あなた、あなた、ちょうだい、全部ちょうだい、もっと欲しい!」

絶頂に達しそうになり、林薇薇は声を抑えながら、艶かしく喘いだ。

陸塵は林薇薇のその甘い声に刺激され、血が沸き立つのを感じながら、激しく腰を動かした。

林薇薇の意識は高揚し、特に夫が寝室にいて、寝室のドアもまだ開いているという緊張と刺激が、これまで味わったことのない絶頂へと彼女を導き、魂が体から抜け出すような感覚さえ覚えた。

「あなた、すごいわ...