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67話

男は直接電話を切った。

林薇薇は嗔めるように言った。「もう、ひどいんだから。あの人にバレるところだったじゃない」

陸塵はわざと知らないふりをして尋ねた。「気持ち良くなかった?」

林薇薇は頬を赤らめて恥じらいながら答えた。「気持ち良かったわ。もっとして欲しい」

「じゃあ、行くよ」

陸塵は意味ありげに微笑んだ。

小さなキッチンは、たちまち春の息吹と甘美な喘ぎ声で満たされた。

林薇薇はリングを装着していたため、陸塵は毎回何の心配もなく思いのままにできた。

「旦那さんが戻ってきたってことは、この数日間は来られなくなるのか?」

陸塵は林薇薇の滑らかな背中を撫でながら言った。

「やだ、毎日来て欲しいの。ど...