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548話

人々はこの声を聞いて、少し居心地の悪さを覚えた。

陸塵は声のする方を見ると、長い袍を身にまとった老人がいた。白髪混じりの頭に、仙人のような風格が漂っている。

相手の身分がよく分からなかった陸塵は、さっぱりとした笑みを浮かべ、そのまま李浮屠の隣に腰を下ろした。

「こちらは私が方家に推薦した者だ。彼なら方雄の怪我を治せる」

李浮屠は穏やかな表情で言った。

しかし、その老人は眉をひそめ、見下すような目つきで言った。「かつてお前も四大才子の一人として名を馳せていたというのに、これだけの年月が経っても少しも成長していないとはな。こんな小僧を連れてくるとは。どこかの医療専門学校の学生じゃないのか？」

李浮...