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449話

「嘘をついてるんじゃないの?」夏琳は恥じらいながら目を開けて陸塵を見つめ、彼の両手の動きに気づくとすぐに視線をそらした。

陸塵は言った。「俺の人格は疑っても構わないが、医術を疑うのはやめてくれ」

夏琳「……」

「どうだ、何か感じるか?」

「とても気持ちいいけど、強い衝動みたいなものはないわ」

「症状は少し深刻みたいだな。手と口を両方使わないといけないかもしれない!」

「……」

三十分後!

陸塵は手を止めた。「まだ何か衝動は湧かないか?」

夏琳は頬を赤らめて「ないわ!」

「じゃあ、拒絶感や嫌悪感は?」

「それもないわ。もしかして、もう良くなってきてるの?」

「違う、俺がイ...