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36話

陸紫菱は口を尖らせて言った。「まだ来てないんだからいいじゃない、優しくすれば大丈夫だよ!」

陸塵は真剣な表情で言った。「ダメだ。こんな時にそういうことをすると、君の体に害を与えることになる。婦人科系の病気になりやすいし、それに君は初めてなんだから、もし傷つけてしまったらどうする?」

「君はまだ幼いんだ。一時の快楽のために、君を傷つけるわけにはいかない」

その言葉を聞いて、陸紫菱の可愛らしい顔に思わず異なる表情が浮かんだ。大切にされ、愛されているという感覚に、彼女の心は甘く満たされた。

もし以前は単なる好奇心で、ちょうど陸塵が彼女の好みのタイプだったからというのなら。

今では、彼女は本...