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35話

「あなた、鍼灸もできるの？」

鄭玉玉は信じられないという顔をした。

「監獄であの謎のじいさんに教わったんだよ！」と陸塵。

「あなた、刑務所に入ってたの？それとも修行に行ってたの？」

鄭玉玉は驚愕した。

何気なく言われた言葉だったが、陸塵は思わず眉をひそめた。確かに刑務所に入った最初の数ヶ月は非人道的な虐待を受けたものの、その後の日々は本当に服役とは思えないものだった。

だが、あの老人は最後まで自分の正体を明かそうとせず、ただ「陰陽道経」を第二段階まで修練できれば、知る資格が得られると言い張るばかりだった。

しかし今の自分はまだ第二段階には程遠く、考えても仕方がない。

陸塵は余計な考...