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241話

数瞬後、金小蝶は赤い唇を軽く噛み、息を荒げながら言った。「苦しい、どうしよう!!」

「どうして苦しいの?」陸塵は不思議そうに尋ねた。

金小蝶は体を小刻みに震わせながら「わからない、すごく気持ちいいのに、すごく苦しい、陸塵、助けて!!!」

この言葉を聞いた陸塵の頭の中で何かが爆ぜたようだった。人助けを生き甲斐にしている彼が、こんな飾り気のない率直な頼みを断れるわけがない!

だが彼は金小蝶の言う「苦しさ」の意味を理解した。彼女は自分の体に心地よさを覚え、強い欲望が生まれていたのだ。しかし経験がなく、どうしてもその頂点にたどり着けないのだ!

彼は金小蝶の隣に座り「本当に僕に手伝ってほしいの?」...