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162話

人間とはそういうものだ。以前、鄭玉玉が情熱的だった時は陸塵も少し心配していたのに、今や彼女が冷淡で無関心になると、どうしようもない喪失感を覚えている。

朝食を済ませた陸塵は外出し、シェア自転車をスキャンして南門コミュニティへと向かった。

慣れた様子で唐颖の小さな建物に入っていく。

新しい薬材がすでに運ばれてきており、陸塵はまず氷肌玉骨膏を調合しようと考えていた。

「氷肌玉骨膏を作るなんて些細なこと、先に本題を済ませましょう!」

唐寧は可愛らしいネグリジェを着ていて、三十路を過ぎているにもかかわらず、まだどこかカワイイ雰囲気を漂わせていた。

陸塵は首を傾げた。「氷肌玉骨膏が些細なこと...