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1367話

宋清雷は無意識のうちに葉青児を一瞥し、たちまち目を輝かせると、その視線は彼女から離れなくなった。

彼はいつものように、自分ではクールでセクシーだと思い込んでいる実に馬鹿げた薄笑いを浮かべた。「お嬢さん、俺が割り込まないなら、何に挿れればいいのかな?」

そんな下品な言葉に葉青児は吐き気を覚え、冷ややかに鼻を鳴らした。「恥知らず」

宋清雷は意に介する様子もなく、笑みを浮かべて言った。「お嬢さん、武闘会の選抜戦は危険だよ。そんな華奢な体は男の腕の中で大事にされるべきだろ?どうしてこんな所に来たんだい?もし何処か傷つけでもしたら、もったいないじゃないか」

葉青児の表情が冷たくなった。「腕比べがし...