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1281話

「しかし、天龍会所で遊べるのは金持ちか権力者ばかりだ。皆、武者をボディガードとして雇っている」

だがボディガードとて所詮は血肉の身。爆破で飛び散った瓦礫が体中に刺さり、多くは全身血まみれの状態だった。

耐力壁が破壊されたことで、天龍会所のビル全体が傾き始めていた。

肖陽はさらに戦友たちを率いて他のエリアへ爆破を続け、ゴルフコースまでもが無数の大穴だらけになった。

八分間が経過すると、一行は未練なく車に乗り込み、立ち去った。

皆がまだ衝撃の中にいる間に、犯人たちはすでに無事逃げ去っていたのだ。

しかも彼らは対テロ作戦服を着用し、頭から足まで完全武装していたため、素顔は一切見えなかった...