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1204話

陸塵を見るなり、鄭玉玉はすぐに笑みを浮かべ、胸に抱えていた不安もようやく解き放たれた。

「お姉さん、大丈夫ですか？」

陸塵はそう言いながら、鄭玉玉の手を取って脈を確かめたが、特に異常はなかった。

「私は大丈夫よ。ごめんなさい、あなたの忠告を聞かなかったのは私が悪かったわ。本当に馬鹿だったわ。あなたまで危険な目に遭わせるところだった」

鄭玉玉は俯き、目を少し赤らませていた。

「僕たちは家族です。どんなことがあっても、僕は永遠にあなたたちを守り続けます」

陸塵は真剣な面持ちで言った。

鄭玉玉は潤んだ瞳で陸塵を見つめ、頭の中では次々と断片的な映像が浮かんでは消えていった。

それらの映...