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1195話

一通りの塗り薬を終えた後、陸塵はまた鍼を施し始めた。

ようやくこの時になって、葉如霜の張り詰めていた体がゆっくりと緩んでいった。

さっき氷肌玉骨膏を塗っていた時は、まさに一日千秋の思いだった!

あまりにも苦痛だった。

結局、彼女は二十歳で重度の火傷を負って以来、今日まで女としての喜びを味わったことがなかった。

言い換えれば、体の隠れた部分が異性に触れられたことは一度もなかったのだ。

今回、陸塵は丸々二、三時間も費やした。

外はすでに夜明け前の薄明るさが広がっていた。

一晩中休まず消耗し続けたことで、陸塵も非常に疲労を感じ、真気もほとんど使い果たしそうだった。

「姉さん、もう大丈夫です。先に出ま...